2012年4月、大阪・吉本興業100周年記念に合わせて、なんばグランド花月、正面玄関のリニューアルがありました。その時、入口玄関に全国の伝統工芸品で作った芸人看板を掲げると言う企画がありまして、吉本サイドから各都道府県に呼びかけがあり愛媛県庁から私の方に応募の依頼がありました。

 

1次、2次審査を通り、最終審査に大阪なんばグランド花月に現物を持って行きました。その時、全国から9作品が選ばれていて、北から北海道の旭川木彫・群馬県の沼田指物・石川県の山中漆器・和歌山県の紀州漆器・滋賀県の上丹生彫刻・広島県の広島仏壇・愛媛県の菊間瓦・鹿児島県の大島紬と屋久杉のコラボ・沖縄の琉球ガラスの作品が並んでいました。当初はその9作品の中から1作品が芸人看板として選ばれる予定でしたが、9作全部を大賞とし、3ヵ月ごと順番に掛け変える事になりました。

 

看板のサイズは縦93㎝、横31㎝、厚み3.3㎝。愛媛産の媛ヒノキの板に菊間瓦で吉本芸人の名前と秋桜柄の枠を取り付けた看板を41枚製作して昨年の10月～12月末までなんばグランド花月の正面玄関に実際に飾られました。